きなこのブログ

大失業時代が到来しています。大失業の恐ろしさを歴史から学ばなければならない。『大失業は戦争への道につながっている』

2012年04月

イメージ 1
小沢一郎氏の宗教課税論
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201204/article_152.html
 
「もともと「宗教法人に課税すれば、消費税を上げなくてもいい」と主張していたのは、宿敵の小沢一郎・元民主党代表だからである。」
 
だ~か~ら、小沢さん包囲作戦がユダ金の手で敢行されたわけですね。
 (たくさんあるうちのひとつの理由という意味ですけれど。)
 
でも、「宗教課税で税収が増える」は表向きの理由。
 
カルトのブラックボックス経由で、日米間を汚い金が行ったり来たり。
 
麻薬ビジネスに投資されてユダ金もカルトも顧客の脱税王もヤクザも濡れ手に泡。
 
宗教課税で、日本経済の二重構造が破壊され、裏社会の金が表に出てくる。
 
それだけで「消費税廃止」くらいの税増収あり。w
 
だから、創価公明、統一も必死。
 
宗教課税だけは食い止めたい。
(ただし、ロックフェラーに大金を詐取されたばかりで....) 
 
 

宗教法人課税強化議論 小沢氏失脚で立ち消え公明党命拾いか
 2012年4月26日 16時00分 
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20120426/Postseven_104342.html?_p=1
 
 
 
 
イメージ 2
イメージ 3

習近平一派が口封じ目的で死刑執行を急いだ女性実業家が執行延期。胡錦涛の勝利。いい傾向です。情報感謝。
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201204/article_149.html
 
女性実業家の死刑差し戻し 胡錦濤派が習氏らの「口封じ計画」阻止
 産経新聞 4月28日(土)7時55分配信
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120428-00000089-san-int
 
■異例判断、裏に権力闘争
 
【北京=矢板明夫】詐欺罪などで死刑判決が確定していた中国南東部の浙江省の女性実業家、呉英被告(30)に対し、最高人民法院(最高裁)が、刑執行直前に審理を高裁に差し戻すとの決定をしたことは、呉被告に同情的だった世論の勝利と受け止められている。しかし、権力闘争に詳しい共産党筋は「背景には胡錦濤(国家主席)派と習近平(副主席)派の激烈な権力闘争があり、呉被告の存在は今後の中国政局に大きく影響する」と指摘している。
 
貧しい農家に生まれた呉被告は、10代から始めた美容室の経営をもとに事業を拡大。衣服、住宅を販売する会社を次々に興し、24歳にして「中国富豪ランク」の100位以内に入り、女性経営者の成功例としてメディアに大きく取り上げられた。一方、資金繰りのため高い配当を宣伝文句に投資家らから約8億元(約100億円)の資金を集めるなど、経営手法が疑問視されたこともある。
 
資金が焦げ付き経営が破綻した2007年3月に呉被告は逮捕され、浙江省の地裁、高裁で死刑判決を受けた。
 
呉被告の事業が急拡大していた時期に浙江省のトップを務めていたのが習近平国家副主席だった。共産党筋によれば、当時、多くの習氏腹心の浙江省高官が呉被告と親密な関係にあり、呉被告から多額の賄賂を受け取っていた。その腹心らは今秋の党大会以降に中央入りして、習近平政権を支える中心的存在になるとみられており、秘密を知る呉被告の口を封じるため、死刑判決を下すよう浙江省の裁判所に圧力をかけていたという。
 
中国は2審制だが、死刑の場合のみ執行する前に最高裁の「承認」が必要だ。呉被告の死刑判決を受け、多くの知識人や弁護士らが「重すぎる」として最高裁に嘆願書を提出するなど、同被告の裁判は中国で高い関心を集めていた。
 
今月20日に発表された最高裁の決定では「呉被告が多くの公務員への賄賂を自供した」ことなどを理由に「即座に死刑を執行することはできない」と高裁に差し戻す判断を示した。これによって、呉被告は最終的に無期懲役以下に減刑される可能性が高くなった。
 
最高裁が高裁の死刑判決を差し戻したのは異例。共産党筋は、胡主席率いるグループが最高裁の決定を主導したと解説する。習副主席が所属する元高級幹部子弟の太子党グループの有力者、薄煕来・元重慶市党委書記を失脚させた胡グループは最近、勢力を拡大しており、今回は世論に便乗する形で、習派の「口封じ」の動きを阻止したという。
 共産党筋は「呉被告は習派を牽制(けんせい)する有力なカード。習派は浙江省からの幹部抜擢(ばってき)が難しくなり、政権がスタートする前に早くも弱体化した」と指摘した。
 
 
胡錦涛氏の次の標的は、「周永康党中央政法委員会書記」。
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201204/article_150.html
 
イメージ 1
 
↑英国名門、ハロー校で勉学に勤しむ薄熙来前重慶市党委書記のご令息、瓜瓜(うりうり)君。両隣の女の子のパンダ化粧は、英中友好の印。w (ああ、今日も毒舌が止まらない....)
 
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201204/article_150.html

最後に、以下に載せるのは、森ゆうこ議員が、
 
「(ジェラルド・カーティスは呼ばれて)どうして自分たちの記者会見は出来ないのだ」
 
として書いた
 
「日本外国特派員協会へ要請文」
 
である。 
 
外国人記者クラブの記者たちは、白けたような顔をしていただろう。
 
自分たちが所属する世界各国からの報道機関(その実態は、アメリカのグローバリスト=地球支配主義者=のメディアが大半である)への記事の書き方を気にしていただろう。
 
自分の上司や経営陣であるグローバリストたちに逆らえるほどの、本物のジャーナリスト魂をしている人間は、ここの白人記者たちにはもう残って居ないだろう。
 
(転載貼り付け始め)
 
参議院議員 森ゆうこ
2012/04/25
 
外国人特派員協会の記者会見は実現しなかったが、下記の文書と衆参両院議長に提出した要請文を、特派員全員に配布して頂けることになった。

日本外国人特派員協会 会員各位
議会制民主主義の危機 「小沢裁判の違法性について」
 
東京第五検察審査会の「起訴議決」による「小沢裁判」が明日4月26日、判決を迎える。
 
一昨日我々は、別紙のとおり、衆参両院議長に対して「検察審査会の実態調査を目的とする法務委員会秘密会の開催について」の要請を行った。
 
2日間で集まった136名の国会議員の署名を添付したところである。
 
密室で行われた11人のくじで選ばれた国民による「起訴議決」の違法性については、別紙要請文に述べたとおりであるが、その審査の資料は東京地検特捜部が作成した「捜査報告書」である。
 
昨日発売された週刊誌「週刊朝日」に、その一部が暴露されたが、検察は証拠がなくて小沢氏を起訴出来なかったにも関わらず、犯罪事実が確定されたと記載している。
 
これは、捜査当局による「有印公文書偽造」であり、明らかに犯罪である。
 
一人の政治家を有罪にするために、密室で、しかもいわば法律には素人の審査員を「起訴議決」に導くために、ねつ造された報告書が提出されたことが判明した以上、この裁判はただちに取りやめるべきであり、 「捜査報告書」のねつ造に関わった関係者は厳正な処分を受けるべきである。
 
またこれは組織的でなければ行い得ないことである。
 
そうであるとすれば、日本国憲法に規定された正当な選挙で選ばれた国民の代表であり、国権の最高機関の一員である国会議員、しかも、そのような謀略がなければ総理大臣になったであろう人物を、捜査当局が不当に弾圧できることになり、これは、我が国の民主主義の根幹を揺るがすものである。
 
日本のマスメディアは、このような事実を正しく報道しないばかりでなく、メディアスクラムによってその謀略に加担してきた。
 
私は、真実を国民や世界に知らせるために、日本外国人特派員協会会員各位のご協力を切にお願いするものである。
 
2012年4月25日
前文部科学副大臣参議院議員 森ゆうこ
 
(転載貼り付け終わり)
 
記の森議員の 文の中の、「 「起訴議決」の違法性については、別紙要請文に述べたとおりであるが、その審査の資料は東京地検特捜部が作成した「捜査報告書」である。
 
・・・・「捜査報告書」のねつ造に関わった関係者は厳正な処分を受けるべきである」 が、重要な箇所である。
 
昨日の小沢無罪の判決では、この 検察庁の取り調べ検察官が、上司と上層部に書いて上げた「捜査報告書」という内部文書(当然、公文書である)が、捏造によるものであることを裁判所が認めた。
 
その捏造文書を作成した田代政弘(たしろまさひろ)特捜部検事だけでなく、それを共同で作成したと推測がつく、東京地検特捜部の部長だった 佐久間達哉や、上田主任検事や、大鶴基成(おおつるもとなり)高検検事までを逮捕して刑事裁判に掛けなければいけないということである
 
さらにはその文書があがって来ていたわけだから、その内容を了解していた 伊藤鉄男最高検次長、岩村修二・東京地検検事正(地検のトップ)そして樋渡利秋(ひわたりとしあき)検事総長たち が、知っており、かつ証拠隠滅していないかが、これから犯罪捜査されなければいけない。 
 
小沢無罪でボロボロになっている検察庁内部 と 法務省”赤レンガ組”の 犯罪を、ここで隠蔽(いんぺい)され押しつぶされることなく、すべてを表に出して彼ら法律官僚たちを裁判に掛けることである。
 
同じく「検察審査会」なる 最高裁に所属する 奇っ怪になってしまった国家機関を違法に動かした裁判官たちも取り調べを受けて、処罰されなければいけない。
 
 

[954]小沢無罪 の 判決を受けて
http://www.snsi.jp/bbs/page/1/
 
副島隆彦です。 昨日(26日)は私も、小沢一郎に対する東京地裁の無罪判決をテレビで見ていた。
 
NHK以外は、ほとんど現場からの実況の報道をしなかった。
 
日本のテレビ、新聞は、いよいよ腐りきっている。
 
それでも、まだ社会部(サツ回りを中心とする実社会の事件を追いかける)には、まともな判断力のある記者たちが残っているだろう。
 
それに期待するしかない。
 
小沢一郎への政治裁判、政治弾圧、裁判所・検察庁まで使った違法裁判への、かろうじての無罪の判断があって本当に良かった。 
 
これで、まともな神経をしている小沢派の政治家(国会議員)たちを中心にして、それを支える私たち日本国民の努力が、少しは報われた。
 
私も言論人の端(はし)くれとして、これまで3年間、ずっと、小沢無罪を主張してたくさんのことを書いてきて嬉しく思う。
 
問題はこのあとだ。
 
さあ、これからどうするかだ。 
 
奇妙な静けさが日本全体を包んでいる。
 
小沢一郎への憎しみを込めて、
 
蠢(うごめ)いてきた官僚どもと、
 
テレビ・新聞を支配している人間たちと、
 
さらにその上にいる首謀者たち( 法務省・警察庁・裁判所・検察庁までも人事面からあやつって来た者たち)は、きっと一様(いちよう)に白けて、言葉を失っているはずである。
 
あれほど強引な、筋の通らないことをテレビで喚(わめ)き続けて、それで自分たちの違法言動のかずかずを国民から見抜かれているのだから。
 
私たち小沢一郎の政治改革を強く支持してきた国民は、総大将の小沢一郎のこれからの動きを注視して、政治勢力としての結集を作って、再度の巻き返しを行なってゆくべきだ。
 
あの三年前の2009年8月末の「民主党マニフェスト革命」の大勝利にまで、日本国を引き戻さなければいけない。 
 
しかし今の日本国内に広がっているのは奇妙な静けさだ。
 
国民は皆黙ってうつむいている。
 
私たちは、200万人、300万人の渦を作って日比谷公園に結集して、日本の改革を予定通り進めてゆくだけの気力と熱気を奪われている。
 
この奇妙な政治的な、膠着(こうちゃく)状態、対峙拮抗線での静けさと空虚感をこそ警戒しなければいけない。
 
見苦しく登場した野田佳彦首相は、このあともまさしく自分の政治生命である消費税増税の国会審議に向けて突進しようとしている。
 
せめて、「(小沢無罪に対して)厳正な司法(部)の判断を尊重する」というぐらいの首相声明ぐらいは発表できなかったのか。
 
それぐらいの事もできない、小兵(こひょう)の男を、アメリカにあやつられたままに、私たちは自分たちの首相として上に置いている。
 
敗戦以来、67年にもなるのに情けない被占領国の属国の国民だ。 
 
戦争に負けると、それでおしまいなのではなく、さらに支配・占領が何十年も続くのだ、と、私たちは自分自身の人生にまで影響を与える外側の大きな枠組みというものを否応(いやおう)なく知らされる。 
 
野田佳彦は、この4月21日に、ホテル・オークラで開かれた「米欧日三極(さんきょく)委員会、トライラテラル・コミッション」という 日本を政治、経済の両面であやつるための非公式会議で、首相として演説していた。
 
前の菅直人だけでなく、彼までもジェラルド・カーティスがあやつって育てて、日本の首相にするという、アメリカの裏指導者たちの根回しで、10年前から(いや20年前から)計画的に実行されてきたことだったのだな、とよく分かる。
 
消費税の増税も出来ず、TPPへの日本の参加表明も出来ない(30日の日米首脳会議で、そう日本側は打ち出すらしい。オバマは、即座に野田を見捨てるだろう)ということになると野田政権の先はもうない。 
 
だが、消費税増税の法律は通せなくても それを「既定路線にする」ことまではやらされて、アホの野田たちは使い捨てにされる。
 
日本国民にこれだけ嫌われたままのお払い箱である。
 
もう少し自分の頭の使いようはないのか。
 
私たちは、法務省・検察庁 ”赤レンガ組” (東大法卒のアメリカが育てた法律官僚たち) と私大出だが 宗教団体が動かす検察官・裁判官たち を 道具として使った、アメリカによる 小沢一郎への政治弾圧で、私たち日本国民の貴重な3年間(民主党政権になって、2年10ヶ月だ)を空費させられた。
 
その間に、新興5大国(ブリックス)を中心にする新興国がどんどん国力を付けてきている。 
 
欧と米の先進国の金融システム崩れのだらしなさ(金融バクチをやり過ぎての自壊現象)に引きづられて、かつアメリカにあまりに国民の資金を強制的に差し出させられ奪われるものだから、私たちの日本も疲弊しきっている。 
 
2010年の9月14日の民主党代表選挙で、計画的な不正選挙が行われて、小沢一郎 200票 に対して、菅直人 206票 という クーデターで菅直人という愚劣な男が居座った。
 
あのときの勢力伯仲で分かったことだが、小沢一郎と鳩山由紀夫を支える民主党の国会議員は、200人弱にまで切り崩されている。
 
70人ぐらいの衆参の議員が反改革の方に回ってしまった。
 
「次の選挙で落ちたくなかったら、言うことを聞け」消費税増税派の方に、つぎつぎと転向していっている。 
 
だから、今の民主党を内部から立て直すことは至難の技だ。 
 
私たちは、あんなに愚劣な菅直人や仙谷由人や前原誠司(それから、すべての松下政経塾出の政治家たち)や野田佳彦を 見てしまった。
 
国民の多くが、自分たちの期待を裏切った者たちに二度と投票することはない。 
 
それで、つぎの政局(せいきょく)が表れた。
 
その予想は、今日から全国の本屋に並ぶ私の新刊書の「欧米日 やらせの景気回復」(徳間書店刊)に書いたので読んでください。
 
私たちはしぶとく次の闘いに挑まなければいけない。
 
こんなに国民と共に歩むことを知っている指導者がいるのだから、彼らを支えて困難の中を生きてゆくしかない。
 
若者たちに職を与えなければいけない。
 
夢を与えなければいけない。
 
国民の失業率を減らすことこそは政治が一番大事にすべきことだ。
 
そのためには、本物の正しいケインズ主義の成長経済の政策を実行しなければいけない。
 
私は、次の局面で、橋下徹=竹中平蔵 の 恐ろしい 本物の 日本にも遂に出現したファシズムの政治勢力が台頭することを一番警戒している。
 
今、このように書くことはまだ時期早尚であり、なかなか理解を得られないだろうが、私としてはやはりこのように書いておくしかない。
 
私は、2009年8月のあの民主党マニフェスト選挙に勝利した時の、あのときの国民の正しい熱気と期待に戻るべきだと、それこそが、私たちの今の指針だ、と強く思う。
 
私が、今でも念じるように 覚えているのは、若い民主党の政治家たちが、自分のネットに一様に書いた、以下の政治改革、公務員制度の改革の 大きな方針だった。
 
 「今、多くの国民は、官益を断ち民主党の改革を信頼してくれている。
 
現 在4800の公益法人に28000人の官僚が天下っている。
 
そしてここに総額5兆9000億円の税金が毎年投入されている。
 
この数字は年々自己増殖ばかりであり、中央省庁所管の独立行政法人(独法、どっぽう)の101法人は、官僚による天下り先の温床だ。
 
ここに毎年12兆5000億円の税金が投入されている」

上記と同じ内容の文章を、細野豪志(ほそのごうし)だけでなく、若手の民主党の政治家たちは書いて表明していた。 
 
そして今は見難く変質し尽くした野田佳彦も言っていたことなのだ。
 
それを 最近は「野田の過去のシロアリ退治」として、植草一秀氏が証拠を掴んで言っているのである。
 
人間は恥知らずに変節できるし、言っていたことをコロリと変えて、どんどん豹変することこそ、政治家の常であると、諦(あきら)めきった民衆はいつも、がっかりして遠くから眺めるように見ている。 
 
アメリカに命令されてやらされる、日本国民は誰も望まない増税などよりも、上記のシロアリ退治(官僚天下り退治)の政治を、私たちはもう一度、今の民主党にやってもらわなければいけない。 
 
それには、政権の大臣(デージン)さまになった途端に、見苦しく変節した者たちを厳しく公然と叱責して、
 
3年前の「2009年8月民主党マニフェスト」の「国民の生活が第一」の原点に戻って、日本改革を日本国民の手に取り戻さねばならない。 
 
 

ジェラルド・カーティスとそのCIA疑惑が問われたFCCJ講演会(加筆済み)
http://amesei.exblog.jp/15782104/
 
陸山会事件は無事、小沢一郎無罪になりました。その日、午後から行われた、外国特派員協会(FCCJ)のジェラルド・カーティス講演会にフリーの立場で参加しました。題名は「「小沢判決とその衝撃」。この講演は外国人記者たちが、本国に送る記事に引用するための識者のコメントを拾うための機会だろう。実際、あとで海外報道を確認すると、この講演会でのカーティスのコメントを引用した記事がいくつもあった。会場には、NYT、FT、その他フリーの記者たちが詰めかけていた。私も前の方の特等席で聞くことができました。
 
 講演の相手役は上智大学・国際教養学部の中野晃一教授。この人も含め、講演会は全て英語で行われました。
 
 講演会はまず、カーティスの経歴や小沢一郎の政治キャリアについて中野教授から説明があった。

講演会が始まって15分位突然、その中野教授の方からカーティスに「あなたはCIAだという疑惑がネットでささやかれている」とカーティスに向けられた。カーティスはその時、小声で何かをつぶやいていたが、なんと言っているかは聞き取れなかった。
 
 この中野教授は、必ずしも小沢を評価するわけではないようだが、小沢デモのことや検察審査会の問題点について、一定の理解はしている。
 
 カーティスには、質疑応答タイムでは、別の記者(マイケル・ペン氏)からも「ウォルフレンが検察による小沢に対する謀略について書いているが」という趣旨の質問も投げかけられた。
 
 カーティスは講演の後半で、「私がCIAという説は、陰謀論であり、クラップ(ゴミのような話)」とは吐き捨てた。彼としてはそう言うしか無いだろう。
 
 イラク戦争の時に起きたヴァレリー・プレーム事件でもCIAエージェントの素性を一体誰が漏らしたのかということが全米のメディアで大騒ぎになったほどだ。

 最近、中国で起きた薄煕来事件でも薄煕来の妻に殺害されたイギリス人実業家ヘイウッドは、イギリスの大手コンサルティング会社のメンバーでもあり、巷では「彼はMI6の情報要員ではないか」とも言われていた。
 
 そのような民間人の立場で情報を収集する、「ノン・オフィシャル・カバード」という工作員はどこの国にも存在する。しかし、それを暴露されたからといって、表立ってそれを認めるわけにも行かない。認めてしまえばその人のキャリアは終わりになる。アセット(諜報機関の資産)としては終わりになる。
 
 しかしながら、カーティス=CIAという話は、根拠のない陰謀論でも、別にどこかで降って湧いた話ではない。カーティスはCIAそのものではないかもしれないが、カーティスがCIAの情報提供者だという資料は存在する。
 
 Crowley Files of 1996という資料である。ここではCIAへの情報提供者として、カーティス教授と朝日新聞の前主筆の船橋洋一の二人の名前がある。(http://www.crow96.20m.com/ )
 
 この真偽についてもっとハッキリと確認すれば面白いことになったかもしれない。
 
 質疑応答ではイギリス人の記者が、「検察審査会」とそれを追及する市民の会の動きについて質問する一幕もあった。検察審査会の審査員の平均年齢が二回とも同じだったということを聞かされて、
この記者は軽く笑っていた。
 
 それから、今日の講演会の舞台となった有楽町の外国人記者クラブだが、もともと田中角栄の金脈追及が行われたいわくつきの場所である。ここが実は極めて重要だった。
 
 
 
長年の老練なジャパノロジストが、世界に向かって配信される動画中継の中で、CIAとの関わりについて問われる瞬間。皮肉なものである。彼は工作員だったとしても、もうその立場としては終わりだろう。カーティス先生、カーティス先生と周りでこれまで慕ってきた彼の教え子たちの行動を私はじっと観察していきたい。
 
 小沢のことを古い政治家とカーティスは語るが、彼もまた、過去のジャパンハンドラーとして終わっていくのだろう。
 
 小沢に関しては、無罪判決が出た以上、あとは彼の政治的手腕だけで純粋に判断されるべきだろう。それは小沢支持のデモに関わっていた人も私に同じ事を言っていた。このあと、小沢が消費税法案を審議する国会において、どのように政治家として動くのか。ここを私はじっとみていこうと思う。
 
 小沢は指定弁護士が控訴しないことを見極めて会見を開くと言われている。小沢に対する無罪判決が出たこと、因縁の外国特派員協会でジャパン・ハンドラーのカーティスが「醜態」をさらしたこと。アメリカと日本の官僚連合体が、4半世紀以上前に「田中角栄に仕掛けた呪い」が解け始めている。
 
 実はこのことが日本の政治にとって一番重要だったのである。
 
 その意味で、一つの時代に区切りがついたとはいえるのではないだろうか。
 
イメージ 1

↑このページのトップヘ